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Iビーム(I型鋼)とH型鋼

本日は鉄工所内の風景。

Iビーム(I型鋼)とH型鋼は文字通りアルファベットの
I(アイ)とH(エイチ)の形に見える鋼材ですが、
H形鋼の場合も実際には横にして使うことが多く、
写真だけを見ているとどっち??となってしまうことも…

主な違いとしては、その断面。
どちらも『フランジ』と呼ばれる水平部分『ウェブ』と
呼ばれる垂直部分がありますが、これらの違いが見られます。

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<Iビーム>
【ウェブ部分】    → H形鋼より薄い
【フランジ部分】 →1:10のテーパー(勾配)がかかっている

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<H型鋼>
【ウェブ部分】    →  Iビームより厚く大きい
【フランジ部分】 → 同じ厚さで互いに平行。Iビームより長く、幅が広く重い

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他にも使用用途として、H型鋼は建築物の構造体に使われ、
Iビームはホイストやトローリーなど滑車用に使われます。

パッと見た感じでは似ている印象なのですが、
使用用途も別々で、実は全く違う特徴があります。